What is EQIDEN?

戦いはabcだけではない。気心の知れた仲間と共に戦う、学生クイズ界最高の喜悦の瞬間。その名は、EQIDEN。

仲間たちと戦う喜び

【学生サークル早押しクイズ日本一決定戦トーナメント】たるEQIDENは、abcと同じ短文・基本問題で行われる。最大にして唯一の違いは、abcが個人戦であるのに対して、EQIDENが団体戦であるということだ。EQIDENは、abcの合間(1R-2R間)に行われる。これは、勿論実務的な意味による所も大きいし、これだけではabcが「主」であり、EQIDENが「従」であるという印象を受けるかもしれない。しかし、EQIDENは、孤独な個人戦であるabcの合間に挟まれる、共に高め合った仲間との共闘、そしてそこから来る悦楽を最大限に享受できる最高の舞台であるのだ。

「駅伝」のように正解でリレーをつなぐ

「EQIDEN」の名は、たすきを持ちひた走るランナー達に崇高なスポーツマン精神を見出す駅伝競技にちなむ。 EQIDENを包み込む、大いなる熱意、確かな実力、そして何より仲間との篤いつながりは、箱根駅伝などに代表される駅伝競技に劣らないものになってきている。

「誤」から「EQIDEN」へ – 団体戦の足跡

abcでは2003年のthe firstから、個人戦の合間に余興として団体戦を挟むという形を取ってきた。 そうして開催されたのが「誤」である。当時TBSで深夜に放送されていた、10人1組で参加するクイズサークル対抗戦番組『天』をモチーフとし、5人1組で参加するのがこの「誤」であった。 その後、この大会に仲間たちとともに参加したいという学生たちが急速に増えていき、大会側も参加チーム数を引き上げて行くことになった。

「誤」シリーズは5回目となる2007年まで続いて終了し、ここからEQIDENの時代が始まる。

EQIDENにおいては、単純な団体戦ではなく、「教育機関対抗」という色彩を色濃く打ち出している。 近年ではクイズサークル・クイズ研究会が新設される高校や大学も増えてきており、チーム数は上昇の一途を辿っている。

勝っても負けても思い出になる、年に一度の大舞台

EQIDENでは、優勝したチームだけではなく、全ての参加者に、全てのチームにドラマがある。勝利敗北の仕方は様々、メンバー各々思う所はあるだろう。しかし、そうした全てのドラマは、「ハッピーエンドが待っている」という共通点がある。つまり、EQIDENという場を通じて、隣の友と戦える今という瞬間を享受できるということだ。仲間と共に掲げた勝利の拳、あるいは流した敗北の涙は、確かに光を放つそれぞれのドラマとなる。

EQIDENはこれからも、全国に広がる学生たちにとって大事な場となる。しかし、どう大事かはチームによっても、人によっても違うだろう。EQIDENは、様々な思いを人に抱かせながらこれからも開催される。